【ウェビナーレポート】はじめての国立小学校受験~必要な学習と対策とは

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ICT教育を主軸とした最先端の教育カリキュラムを開発・実践している小学校受験のための幼児教室「しながわ目黒こどもスクール」。代表の昌原先生は、出版社で小学校受験向けの教材を多数開発した経験があり、正確な情報とデータをもとにした指導を行っています。国立小学校受験について最新の情報を、幼児教室目線でお話いただきました。

国立小学校に対して持っているイメージは?

① 受験者数がすごく多い
② 学校理解の機会が少ない
③ 試験が合格でも抽選がある
以上の3点が多いようです。ではそれぞれについてお話しします。

受験者数がすごく多い

都内の国立小学校6校合わせて約1万2000人の応募者があります。学校によって出願者数は違ってまいりますが、驚くほどの倍率です。

学校理解の機会が少ない

国立小学校は、説明会が基本的に原則1回だけです。例年8月末以降に募集要項の正式な概要が発表されるタイミングに合わせて、各校で実施されています。この説明会に気付かれない方も実際のところ多いです。基本的にご自身でアンテナを立てて日程を調べて事前予約をした上で、現在は動画を視聴するという形となっています。

試験が合格でも抽選がある

抽選は本当に運で決まります。試験に合格をしたとしても抽選があり、不合格となってしまうケースがあります。

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受験資格や試験内容について

受験資格

まず絶対に必要なのが住民票です。受験する児童、そしてご家族がしっかりその場所に住んでいるかどうかを確認しなくてはなりません。この住民票は取得期限というものが定められている学校がほとんどです。指定された期日の中で住民票を必ず取得してそれを学校に提出しなくてはなりません。近隣条件として通学に自宅から学校まで片道40分圏内という条件を設けている学校もあります。

入試を知る

①ペーパー試験。基本的には鉛筆やクレパス使って解答していくというものになります。

②体操。有名なのは筑波大附属のクマ歩き。四つん這いの姿勢になって全力で進んでいくという体操です。鉄棒のぶら下がりで5秒程度キープというものもあります。胸の位置まで体を持ち上げなければならないので難しい課題かと思います。

③行動観察。集団での取り組みが中心の課題だというふうに考えてください。常々思うんですけれども、やはりうまく遊びに参加できない子たちも非常に多く見受けられます。これこそ経験かなというふうに個人的には思う部分があります。自分の意見が言えたり、お友達と仲良く取り組むための術を身につけてほしいなというふうに思っています。

④面接口頭試問。先生と基本的には1対1での質疑応答が中心となっています。「好きな遊びは何ですか?」と聞かれて、その内容というよりは、きちんと目を見て答えられているか?お子さんの振る舞いについて確認している狙いの方が強いのかなというふうに個人的には思います。

⑤ 親御さんの質疑応答。こちらについては確認という意味合いが非常に強いものだというふうに考えてください。それほど難しい出題はありません。

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国立小学校をより深く知る方法

国立小学校は研究使命を持っており、先生方が研究成果を書籍で発表されています。学校の研究をまとめたものであったり、生徒の姿を紹介したりなど、いろいろな本が出されています。学級通信だけをまとめた本もあります。もし興味があったらこのようなものに目を通してみるのもよろしいと思います。

最後に、参加者からの質問にお答えいただきました。一部をご紹介します。

★お絵描きについてアドバイスをお願いします。
好きな絵をしっかりと書かせるということが一番だと思います。例えばウルトラマンが好きな子がいたら「戦っているシーンを描いて」とか、「飛んでいるシーンを描いて」とか、どんどん書かせるようにして得意を伸ばしてあげる、そういったやり方の方がいいんじゃないかなというふうに思います。

現在新年長です。国立志望ですが、私立向けの模試も受けた方がいいですか?
私立向けの模試は受けてもいいですし受けなくてもいいと思います。擬試験以上に、チャレンジの場としてふさわしいのが学校の試験そのものです。例えば国立小学校受験の約2ヶ月前から私立小学校の試験が行われています。

★共働きや保育園出身だと合格率が下がりますか?
下がらないと思います。共働きの家庭って多いですよね。うちもそうですし。結構保育園に通われている方も多くいらっしゃいます。

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