私立の中学校や高等学校を探しているご家庭にとって「どんな環境で我が子が過ごすのか」は、最も気になるところではないでしょうか。日本大学豊山中学校・高等学校の梅田校長先生のお話からは、男子校ならではのおおらかな雰囲気と、自主創造の教育が見えてきました。
校長 梅田先生インタビュー

新入生の表情が、どんどん明るくなる日々
4月に入学したばかりの新入生たちは、まだ少し緊張した様子でしたが、夏が近づく今では休み時間に笑い声が響く、元気いっぱいの毎日を送っています。友達とすぐに打ち解けられるのは、男子校の良さですね。教室でも廊下でも、活気のある声が聞こえてきます。中学から高校までを男子だけで過ごす環境は、実は全国の学校のわずか2%。だからこそ、ここでしか得られない経験があります。
礼儀・けじめ・あいさつ ― 男子が人として育つ基本を大切に
本校が大切にしているのは、「人としての土台」を築くことです。毎日の挨拶や、定期的な服装・頭髪指導を通じて、礼儀やけじめの感覚を育てていきます。社会に出たとき、きちんと挨拶ができる人は、どこでも信頼され、愛されます。だからこそ、学校生活で当たり前のことを積み重ねることが大切だと考えています。
首都圏広域から通学。アクセスの良さと多様な友人関係
学校は東京メトロ有楽町線の沿線にあり、池袋や飯田橋方面からのアクセスが良好です。加えて、JRや私鉄を使って埼玉・神奈川・千葉・茨城など、首都圏全域から生徒が集まっています。私立校ならではの、地域を超えた交友関係が広がるのも大きな魅力です。互いの違いを認め合いながら、仲間としてつながっていく姿を、日々感じています。
中学1年は“バランス重視”で安心スタート
中学入学時のクラス分けは成績順ではなく、6クラスすべてがバランスよく構成されるよう配慮しています。初めての私立中学生活でも不安を感じにくい体制です。学力面では基礎の定着を重視し、日々の学習は、教科書レベルをしっかり理解することを目指しています。得意を伸ばすだけでなく、苦手な教科にも向き合える力をつけておくことが、将来の進路選択の幅を広げてくれることでしょう。
「心のケア」も日常のなかに。身近なスクールカウンセラー
心の成長を見守る体制も整っています。4名のスクールカウンセラーが在籍しており、生徒相談室だけでなく主に中学の教室フロアに出向いて、普段の様子を見守りながら声をかけたり、必要に応じてサポートを行っています。
「相談室に行くのはハードルが高い」という生徒にも、自然に関われるような距離感を大切にしています。保護者からの相談も予約制で対応可能なので、家庭との連携も安心です。
英語で“伝える力”を。ネイティブ講師と放課後の会話も
スピーキング力を高める取り組みとして、毎年「英語スピーチコンテスト」を開催しています。各クラス代表が、オリジナルのスピーチを全校生の前で披露します。また、放課後にはコモンスペースにてネイティブ講師と自由に会話ができる時間があり、生徒たちは楽しみながら英語を使っています。大学入試でも英語面接のある学部が増えている今、こうした経験は大きな強みになっています。
横と縦のつながり。部活動で得るもの
部活動は仮入部期間を経てから正式な所属部を決めることができます。運動部・学芸部ともに13種類ずつと選択肢が豊富で、「部活に入りたくてこの学校を選んだ」という生徒も少なくありません。部活動では、仲間との連携や上下関係の中での学びも深まります。中高合同の部もあり、先輩から受け継ぐ伝統や姿勢が、成長につながっていきます。好きなことに全身全霊で打ち込めること。それが、豊山での大きな財産になると信じています。
「自主創造」―それが本校の教育の軸です。
自分で考え、行動し、未来を切り拓く力を育てるために、私たちは日々、生徒たち一人ひとりの可能性と向き合っています。先日、本校の生徒が部活動の帰り道で、体調を崩した外国人の方を見かけました。生徒達はすぐに救急車を呼び、到着するまでの間スマホを使って外国語を翻訳しながら寄り添い、落ち着いた対応を見せたそうです。この出来事は、様子を見ていた方が学校にご連絡をくださり知ることとなりました。自ら考え、行動に移せた生徒達の姿に、成長と頼もしさを感じた出来事でした。









