文京区「護国寺駅」1番出口から徒歩すぐ!というアクセス抜群の「日本大学豊山中学校・高等学校」。男子校で唯一の日本大学付属校です。10月28日(土)29日(日)に行われた「豊山祭」初日の様子をお届けします。入場から2時間の入場者数は約1,600人。毎年受験者数を伸ばしている豊山の人気がうかがえます。(2023年10月28日 12:00現在) ※2日間の来場実績は約8,000人。
文化祭準備の様子を取材したは記事はこちら ⇨ 人気急上昇中の大学附属男子校を訪問
電子計算機部 ロボット班とプログラミング班がある
古賀さん
小学生の時に初めて来た豊山の最初の印象は、「エスカレーターがあって学校がきれい」。日大に進学できるので、将来のビジョンを立てやすいと思い、第一志望で入学しました。コンピューターが好きなので、電子計算機部に入部しました。将来は郡山にある日大工学部に入ってプログラミングを学びたいです。
11月に行われる「日本大学理工学部」が主催するコンテストに参加するため、走る・蹴るの動作がスムーズになるよう、モーターを増やして可動域が広くなるように工夫しました。
吹奏楽部 創部68年 力強くも柔らかな豊山サウンドを脈々と受け継ぐ
高校3年の引退を華々しく飾る、ドリル(パフォーマンスしながら演奏)を披露しました。
柴田先生
よく短い期間の練習でここまで仕上げてくれました。伝統ある吹奏楽部の演奏をこれからも引き継いでくれるよう指導しています。
模型部 模型やプラモデルだけでなくジオラマなども作製
小学5年 豊山が第一志望の受験生に聞きました!
小学5年生
模型や鉄道が好きなので、豊山祭の展示を見に来ました。最初に学校が好きになったのはエスカレータがあるところ。この模型、本物っぽいところがすごい!
小学5年母
中学受験で男子校をいくつか見学しましたが、とにかく日大豊山が「一番男子校っぽい!」。日大の付属校だから選ぶのではありません。「思いっきり全力で何かに打ち込んでほしいから」です。その環境が豊山にはあると思っています。豊山祭だけでなく説明会にも息子を連れて来て、受験勉強のモチベーションを高めています。
生物部 魚類・両生類・爬虫類・昆虫などさまざまな生き物を飼育
工藤さん
ボールパイソンの餌やりは2~3週間に1回。餌をあげた後、飼育ケースに戻す時が大変なんです。過去にかまれた部員もいますから。(毒はありません…)
書道部 書道パフォーマンス甲子園も目指す
平島さん
パフォーマンスの時はテーマや音楽を考えたり、みんなで練習をしたりして、団結力が高まります。(高校3年)
中学理科部 物理・化学・生物・地学など様々な実験や工作を行う
武田さん
理科に興味のある小学生は、炎色反応を面白がってくれていました。
青木先生
理科が得意な生徒だけでなく、むしろ苦手な生徒も入部しています。夏合宿は千葉の館山に行き海藻や貝殻を拾って写真立てを作りました。
鉄道部 みんなで協力して一つの作品を仕上げる
美術部 豊山祭の看板作りなども手掛ける
クラス展示 「ライド ジェットコースター」や「ゲームコーナー」など迫力満点
山崎さん
友人と3人で「ライド(乗り物)」をやろうと提案し、クラスを巻き込んで始めました。文化祭でジェットコースターを作ったことがある学校から設計図を入手し、工事現場でもらった廃材を切り出して組み立てました。
高校3年「模擬店」アメリカンドッグ たこ焼き 白たい焼きを出店
生徒会 豊山祭などの運営や準備を中心となって作り上げる
模擬店では食材の仕入れや管理なども担当し、豊山祭を主体となって作り上げています。前日の準備は学校に遅くまで残って仕上げたそう。2023年は初めてオンラインのサイト「豊山祭2023特設サイト」も運用しています。(学校が指導・管理)
学校紹介ブースをお手伝いされていた保護者に、息子さんの成長についてお話を伺いました。
山村さん
石井さん
息子が高校2年の夏休みに「語学研修ホームステイ」でカナダ・トロントへ行きました。英語は好きで勉強していましたが、実際に現地の学生と触れ合ったことで、すごく自信がついて帰ってきました。視野も広がり、自分からアクションを起こすような行動が増えて、親としては本当にいい経験をさせていただけたと喜んでいます。(高校2年 保護者 山村さん)
思春期で難しといわれている時期を過ごしているのに、のびのびと素直に育ってくれて嬉しく思っています。(高校2年 保護者 石井さん)
OBにとって豊山での学生生活は?中学・高校とも生徒会長を務めた山本さん(大学1年)
コロナの時期に生徒会長を務めたので、みんなをどうやって楽しませるか考えて工夫していました。こう見えて「コミュ障」気味だった自分が、生徒会の活動で色々な人と接する機会が増えたことで、どんどん積極性が出て変わることができました。豊山は先生達が生徒に寄り添ってくれます。成績が上がらなくて悩んでいた時には、ずっと教えてくれる先生がいました。何かに困っていると必ず声をかけてくれる先生がいます。それが豊山で過ごした6年間の感想です。
田中先生
受験生のスイッチが入るきっかけが豊山祭にはあります
豊山祭は学芸部(文化部)の祭典
文化祭というと模擬店祭をしている学校もありますが、豊山祭は伝統的に学芸部(文化部)の祭典です。(模擬店は高校3年の有志が出店)。コンピューターオタクもいれば、模型や鉄道、生き物好きなど、それぞれが部活動で好きなことを活発にやっています。豊山祭などの行事は成長のきっかけになり、男子は準備期間が短くても、一気に仕上げてしまいます。それが男子の跳躍力です。
受験生のスイッチを入れるのは
先輩の発表や作品を見ることで、受験生はスイッチが入ります。子どものスイッチは子ども同士にしか入れられません。憧れることができる先輩に出会うことが、受験生にスイッチを入れる一番の方法です。それが豊山祭にはあります。
コミュニケーション能力が自然に育つ
学校を訪問する機会がありましたら、生徒たちに話しかけてみてください。みんな素直に応えてくれます。これは練習しているわけではありません。プレゼン能力を授業だけで高めようとはしていません。システマチックに覚えたことは、それ以上にはなりません。仕掛けもなく、普段の学校生活で体験を積んでいます。誰とでも話ができる豊山の卒業生は、「就職してからも可愛がられる」という話はよく聞きます。
大人は見守る立場
豊山を選んでくださった保護者には「入学したら放っておいてください」と伝えます。預けた学校を、一緒に成長する仲間を、信頼して見守ってください。男同士はきっかけを求めているときに、そっと肩を押してくれる子、あえて黙って見守る子、それぞれ方法は違いますが、必ず友人のきっかけに応えています。先生方も、担任・教科・学年の垣根を越えて、必ず見守っています。
卒業しても先生に会える私学は、卒業生にとってパワースポット
豊山祭には、在校生の親・卒業生・卒業生の家族、おじいちゃんおばあちゃんが大勢いらしています。教員の異動が少ない私学は、卒業して成長した姿を先生に見てもらえる、パワースポットのような場所になっています。これは私にとってもとても嬉しいことです。
基本情報
住所:東京都文京区大塚5丁目40-10
アクセス:東京メトロ有楽町線「護国寺駅1番出口」より徒歩すぐ
電話番号:TEL:03-3943-2161(代) FAX:03-3943-1991