高校受験 2026.04.21

高校受験を終えた保護者のリアルな本音 140人が語る、受験の現実

首都圏の中3(現・高1)保護者にアンケートを実施しました。回答数140名

QUESTION 03
部活と勉強の両立、どうだった?

140名回答|単一選択

 中3の受験期は、部活の引退時期と受験勉強の本格化が重なります。特に運動部は夏の大会まで活動が続くことも多く、塾の夏期講習との調整が難しい時期でもあります。部活動と勉強の両立について、保護者がどう感じたかを聞きました。

37

何とか両立で来ていた

27

うまく両立できていた

17

両立は大変だった

19

部活動はしていなかった

 部活に参加していた113人のうち、「うまく両立できていた」(38人)「何とか両立できていた」(52人)を合わせると約80%が両立を果たしています。一方、「両立は大変だった」という声も24人(約21%)おり、特に競技系の部活で夏の大会まで活動が続いた家庭では、体力的・時間的な苦労が大きかったことが伺えます。

苦労した夏の大会期、親の複雑な思い

夏休みに大会があったので、部活と塾の夏期講習で、見てるのもかわいそうになるぐらい大変でした。
神奈川県|男子の保護者
夏の大会で勝ち残って欲しいという思いと、早く終わって受験勉強に全振りして欲しい気持ちが両方あった。
東京都|女子の保護者
中3の夏休み、夏期講習の前に部活に寄っていたが、予習復習がまわらなくなり睡眠不足から体調を崩した。
神奈川県|男子の保護者

「部活があってよかった」という声も多数

 一方で、受験期に部活を続けることのプラス面を語る声も多くありました。「部活をやめても、その時間を本当に勉強に使ったかどうかは疑問」という冷静な視点もあり、無理に部活をやめさせることが必ずしもベストではないことが示されています。

気分転換、ストレス発散になって良かったし、部活を辞めてもその時間を勉強に充てていたかは疑問だったので、部活は続けていて良かったと思う。
東京都|男子の保護者
部活、塾、朝練と大変だったけど、勉強だけでなく充実した中学校生活が送れたと思う。部活引退してからの方が勉強に集中できた。
神奈川県|女子の保護者
最後まで部活をやり切ったことは本人の自信につながり良かった。ただ終わるまでは受験に気持ちを持っていくのは難しかった。
東京都|男子の保護者

 また、部活に参加していなかった26人の中にも「部活をしていなかったので、塾に早い時間から行くことができた」という効率面でのメリットを語る声と、「気分転換がなくメンタルの維持が難しかった」という声の両方が見られました。

部活が「学校見学の時間」を奪う問題

 さらに、受験において見落とされがちな問題として、部活が学校見学・説明会の機会を奪ってしまうことを指摘する声もありました。

部活を引退してから学校見学や部活体験などに行こうとすると、予約がいっぱいでどこも見れない可能性がある。部活があって学校説明会にいけない分、合同説明会でたくさんの高校を知ってから個別に向かうようにしないと、秋以降勉強に集中したい時に障害になると思う。
神奈川県|男子の保護者

 部活を「続けるべきか、やめるべきか」は一概には言えません。重要なのは引退後のスケジュールを早期に想定しておくことです。部活が続く期間は学校見学の予定が立てにくくなるため、中2のうちから合同説明会や文化祭に足を運んでおくことが、3年生になってから慌てない備えになります。